読書感想文『できるリーダーは、「これ」しかやらない』
かれこれ1ヶ月掛かりましたが読了しました。
いつものようにネタバレ含みでレヴューです。
概要
・等身大のリーダーの話として非常に臨場感もあり『うんうん』と頷く所も
多く久々に好感の持てるビジネス本。
・部分的に会社の力も必要にもなる所もあるけども、基本的には頑張れば出来そうな
アドバイスが盛り込まれている。
ここが良い!
・部下の能力が低いのは問題ではない。程度が低いのでは無くスタートラインにあるだけなので
開発することで伸びる可能性があると言う説明。
確かにそうは思うが当事者としては、パートナー企業からの派遣社員ならば期待しないわけがないが
そもそもが自分以外の人たちが自分と同じレベルの人と言うのも難しいよねと。
(年齢が上がるとスペック的には大した事ないが経験則で遥かに上手くできる人は尚更)
と、言うことがわかる。
・頑張れば何とか自分でも出来そうな内容(これ重要です)
これまでのビジネス本だと割と組織としての対応が必要なものがあり、俗に言うところのラインによる対応
になる場面が多いけども今回はそこまでしなくても出来そうな物がかいてある。
・リーダー格ありきのところについては、今の世の中に合わせたリーダーシップ像が書いてあり
今の自分がどんな見方をされているかなど具体的にかつ難しい表現では無く書いてあるので非常にさんこうになります。
ここはちょっと、、、
・前半戦がナゼか読みにくいのか、興味が湧かないのか読み進むのが億劫に感じます。
・『the 昭和』的な考えが染み付いていると、最近の若い奴らがぬる過ぎるだけなのでは?
と、思ってしまうが、これが『今の世の中のスタイル』と割り切れないと参考にならない。
総評
・ヤングリーダー向け :★★★★★
・昭和頑固職人リーダー:★★★☆☆
・チームメンバーが全員平成後半のリーダー:★★★★★
何やかんや書きましたがとっつき易い書き方と、やっぱり自分と同じような境遇からの脱出
をされている著者の心理など今時点で課長職であれば非常に参考になる良書と言っても良いのでは?
チーム作りで行き詰まった人が、まず初めに読んで、それから別の本でセオリー的なものを見ると
非常に良いと思う。
いや久々によかった!おススメ!